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サーバーエンジニアからセキュリティエンジニアへの転職は十分に可能です。サーバーエンジニアとしての経験は、セキュリティエンジニアに必要な基礎知識や応用できるスキルとして活かせる場合も多くあり、スムーズなキャリアパスが期待できます。
具体的には、サーバーの構築や運用に関する知識が、システム全体のセキュリティを考える上で非常に役立ちます。サーバーの脆弱性やセキュリティ対策を理解することで、効果的なセキュリティ施策を講じることができます。
また、ネットワークやデータベース領域のエンジニアとも連携する中で得た知識も、セキュリティに与える影響を理解するために役立ちます。また、セキュリティエンジニアとして求められるスキルには、脆弱性診断、セキュリティポリシーの策定、インシデント対応などが含まれますが、サーバーエンジニアの経験を活かしてこれらのスキルを習得することが可能です。
こうして、サーバーエンジニアからセキュリティエンジニアへのキャリアチェンジは、基礎となる知識と経験を活かしながら新たな専門性を身につけることで実現できます。
サーバーエンジニアとしてサーバーの構築・運用・保守を通じて得た知識は、システムの脆弱性を理解する上で不可欠です。サーバーエンジニアは、OSやミドルウェアの設定、ネットワーク構成、トラブルシューティングを行うため、セキュリティの観点でも重要な視点を持っています。
また、サーバー監視の経験による異常検知やインシデント対応のスキルは、セキュリティエンジニアとして不可欠なスキルになり、サーバーが攻撃を受けた際の迅速な対応に役立ちます。さらに、サーバーエンジニアは、セキュリティポリシーの実施に関与することもあり、セキュリティ対策の実践的な知識を得ることもできます。
サーバーエンジニアとしてのOSやクラウドのセキュリティに関する知識は、セキュリティエンジニアへの転職に大いに活用できます。まず、サーバーOSの理解は、セキュリティ対策を講じる際に欠かせません。各OSには特有の脆弱性があり、それに対する適切な対策を講じるためには、深い知識が求められます。加えて、クラウド環境の知識・経験があれば、より需要は高くなるでしょう。クラウドサービスが普及する中で、セキュリティエンジニアはクラウド特有のリスクを理解し、対策を講じる必要があるからです。
また、サーバーエンジニアは、サーバー全体の構成や運用に関する実践的な知識を身につけています。セキュリティエンジニアとして、脆弱性を迅速に特定し、効果的な対策を実施するのに役立つスキルです。これらのスキルは、セキュリティエンジニアとしてのキャリアを築くうえで、強力な基盤となります。
サーバーエンジニアからセキュリティエンジニアへ転身したエンジニアにアンケートを実施。
サーバーエンジニアの経験・知識・スキルがどのように今のキャリアに役立っているか、回答の中から抜粋して紹介します。
Q.サーバーエンジニアの経験はどのように役に立ちましたか?
前職でプロキシサーバーのエンジニア(運用・保守)やっておりました。ネットワーク絡みは企業ごとに構成が異なり、その都度各サーバーを考慮した設定や調査などを行う際に役立ってはいますが、やはりより専門的な知識が必要でした。
ネットワークの専門的な知識をつけることで、上記の内容を把握することができ、その上でどのように考慮・提案ができるかというステップに進めるので、ネットワークの専門的な知識に加えて、自分で考える力が大きく身についたと感じています。その面がとても良いと感じた部分です。
今回アンケートに答えてくれたのは、当メディアの監修企業でもあるアウトソーシングテクノロジーのセキュリティサービス課で、複数のセキュリティ業務に関わっているエンジニアの方々。その多くは未経験からの出発だったようです。
次に未経験からセキュリティエンジニアとして新しいスタートを切るためのポイントをご紹介します。
セキュリティエンジニアを未経験から目指す場合、まず注目したいのは「どの業界でスタートするのか」。業界によって積める経験値や転職難易度が大きく変わる領域でもあるからです。
次によくある3つのセキュリティ業界を比較した調査結果を紹介していますので、転職活動の一助になれば幸いです。
セキュリティエンジニアのキャリアパスは、経験とスキルを活かした多様な選択肢があります。
まず、セキュリティエンジニアとしての技術力と専門性を深めることで、セキュリティアナリストやセキュリティコンサルタント、セキュリティアーキテクトといった高度な知識を必要とする職種へ進むことが可能です。また、チームをリードする能力がある場合、マネージャー職としてキャリアアップを図ることもできます。
さらに、セキュリティの知識を活かして他のエンジニア職種へのキャリアチェンジすることも可能で、例えば品質保証エンジニアやテスト自動化エンジニアといった道もあります。
そして、フリーランスとして独立し、自分のペースで働くことも選択肢の一つです。セキュリティエンジニアは需要が高く、フリーランスとしての案件取得も比較的容易であり、柔軟な働き方を選ぶことができます。
ただし、いずれにおいても「セキュリティエンジニアとして十分な基礎を身に付ける」ことが大前提の話。他の職種でも重宝される知識が身に付けられるセキュリティエンジニアですが、基礎知識と言ってもセキュリティ領域は学ぶ範囲も幅広い職種です。
コンサル領域やマネージャー職、さらにフリーランスになれば当たり前に高いレベルを求められるので、将来なりたい姿を意識しながらも、まずはしっかりと基礎を身に付けることが大切になります。
セキュリティエンジニアのやりがいは、企業やユーザーをIT犯罪から守れることです。サイバー攻撃を防ぐことで、安心して暮らせる社会を支えているため、日々の業務を通して仕事に誇りを感じることができます。
また、問題解決能力を活かして新たな脅威に対応するスリリングな側面もあり、最新技術を駆使してセキュリティ対策を強化することで、技術を極めたいスペシャリスト志向の人にとっても大きな達成感を得やすい職種です。
セキュリティエンジニアの仕事の厳しさは、その責任の重さにあります。企業や組織の機密情報を守る役割を担っているためです。セキュリティが突破されると、情報流出やシステム破壊といった甚大な被害が発生します。情報が漏洩した企業は顧客からの信頼を失うリスクがあるため、セキュリティエンジニアは情報を守る使命があります。
常に新たな脅威に対処し続ける必要があり、日々の自己研鑽も求められます。
これらのプレッシャーは精神的な負担を伴いますが、社会に貢献している実感が得られ、誇りにもつながります。
求人ボックスの統計データによると、セキュリティエンジニアの仕事の平均年収は、約543万円でした。需要が高いことから、セキュリティエンジニアの年収は一般的に高水準です。
専門性が高いエンジニアは、年収1,000万円を超えることもあります。もちろん管理職などへのキャリア昇進による年収アップも可能です。フリーランスの場合は、およそ660万円から1500万円になります。
参照:求人ボックス(https://求人ボックス.com/セキュリティエンジニアの年収・時給)
サーバーエンジニアからセキュリティエンジニアへの転職は、サーバーエンジニアとしての知識や経験を土台に、新たな知識を習得することで実現可能です。セキュリティエンジニアのキャリアパスは多岐にわたり、努力次第で年収アップも期待されます。常に学び続ける姿勢が求められますが、やりがいの大きい職種です。
次にご紹介しているページでは、インフラ系のエンジニアからセキュリティエンジニアへ転身した方々のインタビューをご紹介しています。諸先輩方々のリアルな声、参考にしてみませんか?
新たな職業の選択肢を!をコンセプトに、様々な職業の魅力を伝えるWebメディアを展開するZenken株式会社。 このページは「セキュリティエンジニア」という職業にフィーチャーするWebメディア「ガドマガ」編集チームが調査しまとめています。