データベースエンジニアからセキュリティエンジニアになるには

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データベースエンジニアからセキュリティエンジニアになれる?

データベースエンジニアからセキュリティエンジニアへの転職は十分可能です。データベースエンジニアとしての経験は、セキュリティエンジニアに必要な知識やスキルの修得に役立ちます。

まず、データベースエンジニアは、SQL(Structured Query Language)やデータベース管理システムに関する知識を持っているため、これを活かしてセキュリティ施策を実施できます。また、データの暗号化やアクセス制御、バックアップ戦略に関する理解は、セキュリティエンジニアとしての役割に直結します。

加えて、データベースエンジニアとしての経験を通じて培った問題解決能力や分析力は、セキュリティインシデントに迅速に対応する際に極めて重要です。こうして、データベースエンジニアのバックグラウンドは、セキュリティエンジニアとしてのキャリアにおいて大いに活かせる資産となります。

データベースエンジニアが活かせる経験・スキルとは

データベースの構築・運用・保守・監視の経験

データベースエンジニアとしてデータベースの構築、運用、保守、監視に携わった経験は、データの保護やアクセス管理に関する深い理解をもたらします。セキュリティエンジニアは、データベースの脆弱性を特定し、セキュリティ対策を講じる必要があるため、データベースエンジニアとしての知識を直接活かすことができます。

また、データベースの監視経験を通じて、異常検知やインシデント対応のスキルが身につき、これもセキュリティエンジニアとしての役割に直結します。さらに、データの暗号化やアクセス制御の理解は、セキュリティ施策を実施する上で不可欠です。

データサイエンスやクラウド、セキュリティの知識

データサイエンスのスキルは、データの分析や活用に役立ち、セキュリティリスクを評価する上で重要です。データの流れや利用状況を把握することで、潜在的な脅威を特定しやすくなります。

また、クラウドの知識も重要で、クラウド環境におけるデータ保護やアクセス管理は、現代のセキュリティエンジニアに求められるスキルになっています。クラウドサービスの特性を理解することで、適切なセキュリティ対策を講じることが可能です。

さらに、データベースエンジニアとしてのセキュリティに関する知識は、データの暗号化やアクセス制御を含む重要な要素であり、これを活かしてセキュリティ施策を実施することができます。

セキュリティエンジニアのキャリアパス

セキュリティエンジニアは、経験とスキルを活かして多様なキャリアパスを選択できることが特徴です。

まず、技術力を向上させ、専門性を深めることで、セキュリティアナリスト、セキュリティコンサルタント、セキュリティアーキテクトといった高度な知識が期待される職種に進むことができます。また、チームをリードすることが得意な人は、マネージャー職としてキャリアアップすることも可能です。

さらに、セキュリティの知識を活かして品質保証エンジニアやテスト自動化エンジニアなど、他のエンジニア職種にキャリアチェンジすることも考えられます。そして、フリーランスとして独立する道もあるなど、働き方は柔軟です。フリーランスであれば、自分のペースで働くことができるようになります。

ただし、注意したいのは、「セキュリティエンジニアとして十分な基礎を積む」ことが大前提だということ。他の職種でも重宝される知識が身に付けられるセキュリティエンジニアではありますが、基礎と言ってもセキュリティ領域は学ぶ範囲も幅広い職種です。

コンサル領域やマネージャー職、フリーランスになれば当たり前に高い知識や経験に基づいた仕事を求められるので、将来なりたい姿を意識しながらも、まずはしっかりと基礎を身に付けることが大切です。

セキュリティエンジニアのやりがい

セキュリティエンジニアのやりがいは、人々の暮らしをサイバー攻撃から守ることです。企業や個人の情報をIT犯罪から守り、安心して暮らせる社会を支える役割を担っていることに誇りを感じるでしょう。

また、問題解決能力を活かして新たな脅威に立ち向かうスリリングな側面もあり、技術を極めたいと考えるスペシャリストには、大きな達成感を得やすい職種です。常に変化する脅威に対応することで、自身の成長を実感できることも、セキュリティエンジニアの魅力のひとつです。

セキュリティエンジニアの仕事の厳しさは

セキュリティエンジニアの仕事の厳しさは、その重い責任にあります。企業や組織の機密情報を守る役割を担っているため、セキュリティが破られると情報流出やシステム破壊といった重大な影響が発生します。情報が漏洩した場合、企業は顧客からの信頼を失うリスクを抱えるため、セキュリティエンジニアには常に情報を守る使命があります。

さらに、常に新たな脅威に対応し続ける必要があり、自己研鑽を怠ることはできません。このように、セキュリティエンジニアの仕事は高いプレッシャーを伴いますが、それに比例して社会に貢献しているという達成感を得られる点も大きな魅力です。

セキュリティエンジニアの平均年収

レバテックキャリアによると2024年のセキュリティエンジニアの平均年収は約731万円でした。一般的な年収から考えると、高水準になるといえます。

また、専門性が高いエンジニアは、年収1,000万円を超えることもあります。特に、フリーランスとして働く場合は、年収はおよそ660万円から1,500万円と幅があり、スキルや経験次第で高収入を目指せる職種です。

参照:レバテックキャリア(https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/108/)

編集チームまとめ

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ガドマガ編集チームより
データベースエンジニアの経験を活かして
セキュリティエンジニアに

データベースエンジニアの経験に加え、新たなスキルを習得することで、セキュリティエンジニアへの転職は可能です。セキュリティエンジニアのキャリアパスには、専門性を高める、管理職を目指す、独立するなど、幅広い選択肢があり、努力次第で年収アップが見込めます。常に学び続ける姿勢が必要ですが、社会を支えていることが実感でき、やりがいのある職業です。

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このページを調査したのは…
Zenken株式会社「ガドマガ」編集チーム

新たな職業の選択肢を!をコンセプトに、様々な職業の魅力を伝えるWebメディアを展開するZenken株式会社。 このページは「セキュリティエンジニア」という職業にフィーチャーするWebメディア「ガドマガ」編集チームが調査しまとめています。