セキュリティエンジニアに向いている人

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さまざまな魅力があるセキュリティエンジニアの仕事。セキュリティエンジニアになるためには、知識や技術だけでなく、学習意欲やコミュニケーションスキルなども必要です。

ここでは、どんな人がセキュリティエンジニアに向いているのか、解説します。

セキュリティエンジニアに向いている人の特徴

セキュリティエンジニアに向いている人の特徴は、主に以下の4つです。

これら4つのポイントを詳しく見ていきましょう。

ITに触れることが好きな人

サイバー攻撃は洗練化・巧妙化を続けており、近年ではIoT機器の普及や機能向上に伴い、脆弱性を悪用した大規模な攻撃が発生しています。日に日に増大するセキュリティ上の脅威に対抗するには、常に情報収集を行い、新しいIT技術や製品について学ばなければなりません。

セキュリティエンジニアもITエンジニアの中の一種ですし、身につけられる範囲は広いと考えると、他のエンジニア以上に、IT分野への関心が高ければ高いほど活躍が期待できる職種だといえるでしょう。

論理的に考えられる人、問題解決能力がある人

例えば、新しいシステムを開発する場合、セキュリティエンジニアもセキュリティ対策の専門家として参画します。設計工程ではセキュリティ要件を満たすプランの作成を行ったり、テスト工程では意図したセキュリティ対策が実装されているかを確認したりと、セキュリティエンジニアの役割は欠かせません。

セキュリティ対策を構築していく中で、多くの課題に直面する可能性があります。セキュリティエンジニアになるには、物事を論理的に分析・推論するロジカルシンキングや、原因を特定し、適切な解決策を探す問題解決能力も求められます。

コミュニケーションが苦手ではない人

セキュリティエンジニアには一定のコミュニケーション能力も必要です。セキュリティ対策を立案したり、実施したりするには、さまざまな関係者の協力が欠かせないからです。

同じプロジェクトチームのエンジニアはもちろん、自社の経営層やクライアント企業の担当者と円滑にコミュニケーションをとるスキルが求められます。

学習意欲がある人

セキュリティエンジニアは、業務内容はもちろん、新しい情報の吸収など日々のインプットが活躍の鍵となる職種です。セキュリティ動向のトレンドやサーバー・ネットワーク・OSなどのインフラ全般、情報セキュリティ関連の法律・国際規格など、担当する領域に応じてさまざまな知識やスキルを学ぶ必要があります。

たとえ未経験であっても、日々少しずつでも楽しみながら知識やスキルをアップデートできる方なら、セキュリティエンジニアとして活躍できるでしょう。

ガドマガ編集チーム画像
ガドマガ編集チームより
セキュリティエンジニアに向いている人とは
学びを楽しく続けられる人。

セキュリティエンジニアは、常にセキュリティ領域のトレンド情報や技術を追いかけ、対策を考えなくてはなりません。このため、IT技術に触れることに、楽しさや喜びを感じられる人であることが大前提です。新しいノウハウやスキルへの関心が高く、それらを学び続けることができる人に向いています。また、論理的思考力や問題解決能力がある人も活躍できるでしょう。

意外に大切なのは、コミュニケーション能力。セキュリティエンジニアの仕事では、他のエンジニアと協力をしたり、クライアント企業に提案や交渉、ヒアリングをしたりする場面が少なくありません。このため、コミュニケーションが苦でない人のほうが適しています。

また、現役セキュリティエンジニアにも「セキュリティエンジニアに向いている人」について話を聞いてみたので、そちらも参考にしてみてください。

セキュリティエンジニアに向いていない人の特徴

反対に、向いていないのは以下のような人です。

こちらも詳しく解説していきます。

新しい知識やスキルに対する関心が低い

新しい知識やスキルに対する関心が低い方は、セキュリティエンジニアにはあまり向いていません。

セキュリティエンジニアは、情報セキュリティという高度で希少価値の高い専門分野に特化しているのが強みです。セキュリティ関連のニュースに興味がなく、敏感にトレンドをキャッチできない方は、セキュリティエンジニアとして活躍するのは難しいでしょう。

学習意欲がない

学習意欲が乏しい方も、セキュリティエンジニアとしての適性は低いかもしれません。

セキュリティ分野は、技術も製品も日進月歩の世界です。情報処理安全確保支援士やネットワークスペシャリストなど、セキュリティエンジニアに有用な資格も複数存在します。

普段の仕事をしながら、毎日コツコツ勉強している方が、セキュリティエンジニアとして長く活躍する傾向にあります。

セキュリティ意識が希薄

セキュリティエンジニアは情報セキュリティの専門家です。セキュリティエンジニアとして働く以上、本人にも高いセキュリティ意識や情報リテラシーが求められます。

セキュリティエンジニア自身が、情報の漏えいや改ざんなどのインシデントを起こした場合、クライアント企業からの信頼低下は免れられないでしょう。そのため、セキュリティ意識が希薄な方はあまり適していません。

他人と協力するのが苦手

セキュリティエンジニアとして働くには、チームワークが欠かせません。一人ではできないこと・難しいことを分かち合い、互いの強みを活かしてプロジェクトを推進していくスキルが、セキュリティエンジニアに求められるからです。

他人と協力するのが苦手な方は、他のメンバーと信頼関係を築くのが難しいため、企業が求める人物像とは合致しないことが多いでしょう。

セキュリティエンジニアに向いているエンジニア領域とその違い

他領域のエンジニアの多くは、その経験を活かしてセキュリティエンジニアへキャリアチェンジすることが可能です。ここでは、セキュリティエンジニアへキャリアチェンジしやすい職種と活かせる経験を紹介していきます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、情報システムのインフラ(基盤)であるネットワークの設計・構築・保守・運用を行う職種です。サーバーエンジニアと合わせて、インフラエンジニアと呼ばれることもあります。

セキュリティエンジニアには、ネットワークやサーバー、OSなどのインフラ全般の知識が欠かせません。ネットワークエンジニアとしての実務経験があれば、セキュリティエンジニアへのキャリアチェンジに活かせるでしょう。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、自社やクライアント企業に設置されたサーバーの構築・保守・運用を行う職種です。近年では、情報システムをクラウドで運用するケースが増えており、クラウドコンピューティングの知識やノウハウも求められます。

ネットワークエンジニアと同様に、セキュリティエンジニアへの転職にあたって歓迎されることが多い職種の一つです。

システムエンジニア

システムエンジニア(SE)は、顧客やユーザーの要求に応じて、さまざまな情報システムを設計・開発する職種です。

システムエンジニアといっても幅広く、情報システムの開発を受託するエンジニアの他にも、組込み・IoT系のエンジニアや、Webサイト開発を専門とするエンジニアなども含まれます。

セキュリティエンジニアへの転職なら、システムの設計・開発に従事した経験や、プログラミングスキルなどをアピールできるでしょう。

情シス/社内SE

情シス/社内SEとは、社内に常駐するエンジニア職の呼び名です。主に情報システムやネットワークの運用・監視・保守を担当します。

社内システムの設計・構築に従事する方も多く、その場合はシステムアーキテクトと呼ばれます。ネットワークの構築や維持管理など、セキュリティエンジニアにも活かせる業務経験がある方なら、転職の際に活かせるでしょう。

ITサポート/ヘルプデスク

ITサポート/ヘルプデスクとは、IT機器の使い方やコンピュータの設定など、社員からの問い合わせに応対する職種です。

OS・サーバーの保守運用や、ネットワークの監視・障害時の対応などに従事するケースもあり、セキュリティエンジニアに必要な知識やスキルを部分的に学ぶことができます。

自分が持つスキルセットのうち、セキュリティエンジニアへの転職に活かせるものがないか確認してみましょう。

現役セキュリティエンジニアに聞いた!
セキュリティエンジニアに向いている人とは?

セキュリティ人材を育成するサポート体制まで整えている環境があれば、本人の努力次第でIT未経験からでもセキュリティエンジニアになる可能性はあります。パチンコ店スタッフからセキュリティエンジニアになったR.Hさんもそのよい例です。ご自身の経験を通して「セキュリティエンジニアに向いている人」についてお話を伺いました。

ガドマガ
編集チーム
セキュリティエンジニアに向いている人とは?
R.Hさん_アイコン
R.Hさん
恐れず頑張ろうと思える人は通用するのではないでしょうか

どんなエンジニアも、最初は初心者。教えてもらいながら成長するんです。色んな領域の専門知識をつける必要がある職種ですが、恐れず飛び込んで「頑張っていこう」と思える人なら通用すると思います。IT未経験から今セキュリティエンジニアになった私だからこそそう感じるのかもしれませんね。

R.Hさんの詳しいインタビュー記事はこちら

編集チームまとめ

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ガドマガ編集チームより
難しさも楽しめる!やりがいを感じたい!
そんな人はセキュリティエンジニア向き

企業の情報セキュリティを守るセキュリティエンジニア。ここでは、セキュリティエンジニアの適性について解説しました。難しさがある一方、やりがいが大きい仕事なので、興味のある方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

次にご紹介するページでは、「あなたじゃないと!」と言われるセキュリティエンジニアになる方法をご紹介。特集ページでは、未経験者がセキュリティエンジニアになるための道のりやコツもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

このページを調査したのは…
Zenken株式会社「ガドマガ」編集チーム

新たな職業の選択肢を!をコンセプトに、様々な職業の魅力を伝えるWebメディアを展開するZenken株式会社。 このページは「セキュリティエンジニア」という職業にフィーチャーするWebメディア「ガドマガ」編集チームが調査しまとめています。