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企業の情報セキュリティをサイバー攻撃などから守るセキュリティエンジニア。さまざまな知識やスキルが求められ、非常に難しい仕事である一方、大きなやりがいを感じる仕事でもあります。
そんなセキュリティエンジニアを「目指してみたい」とお考えの方のために、ここでは、セキュリティエンジニアの基礎知識をご紹介します。
サイバー攻撃は年々複雑化し、増加しています。一方でクラウドや多様なデバイス、IoTの普及により、攻撃対象が拡大。セキュリティ対策の需要が増す中で、対応できる人材は大きく不足しています。
特に日本企業は状況が深刻で、ISC2が行った調査によると、セキュリティ人材が11万人も不足(※)。セキュリティ人材の充足度を測る調査でも、日本企業の80%が不足していると回答しています。
多様な知識やスキルを持ったセキュリティエンジニアの需要は今後も増加していくでしょう。IT企業だけでなく、金融業界、メーカー、インフラ業界、医療業界、保険業界などさまざまな業界で活躍が期待されています。
(※)2023年11月時点、参照元:ZDNET(https://japan.zdnet.com/article/35210973/#:~:text=それによると、日本の,が不足している。)
セキュリティエンジニアは、情報管理の安全性を保つために、システムの企画・提案や設計・実装・テスト・運用・保守など多様な業務を行います。企業の信頼獲得のためにISMSやPマークの取得を目指す場合は、取得のサポートも行います。
このため、セキュリティに関する知識やスキルはもちろん、インフラ、ソフトウェアに関する知識、プログラミングスキルやコミュニケーションスキル、セキュリティに関する最新情報、法律の知識など、さまざまな知識やスキルが必要です。ここでは、セキュリティエンジニアの仕事内容について解説します。
セキュリティエンジニアになるためには、知識や技術だけでなく、学習意欲やコミュニケーションスキルなどが必要です。
セキュリティエンジニアに向いているのは、ITに触れることが好きな人、論理的に考えられる人、問題解決能力がある人、コミュニケーションが苦手ではない人、学習意欲がある人。向いていないのは、新しい知識やスキルに対する関心が低い人、学習意欲がない人、他人と協力するのが苦手な人などです。
まったくの未経験者には狭き門ですが、中には未経験者を積極的に採用し、丁寧に育成をしてくれる会社もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
セキュリティエンジニアの年収は、他のIT職種と同様に高い傾向があります。厚生労働省による令和5年賃金構造基本統計調査をもとにしたデータによると、全国平均年収は558.3万円。システムエンジニアやソフトウェア開発は557.6万円でした。セキュリティエンジニアは、スキルが高くなるとシステムエンジニアやソフトウェア開発の同レベルのスキルと比較して年収が高くなる傾向がみられます。幅広い知識が必要なセキュリティエンジニアは、スキルアップが収入に直結するため、知識・技術の向上に対するモチベーションを高く保ちやすいでしょう。
セキュリティエンジニアには、暗号化や認証技術などのセキュリティ関連の知識だけではなく、ネットワークやプログラミング、法律関連まで幅広い知識が必要です。もちろん、高いスキルが問われます。必ずしも資格が必要な職業ではありませんが、自分のスキルレベルを証明する方法として、資格取得は有効です。セキュリティエンジニアにおすすめの資格としては、「CompTIA Security+」「情報処理安全確保支援士試験(SC)」「シスコ技術者認定」「CISM(Certified Information Security Manager)」「情報セキュリティマネジメント試験」「(ISC)²資格」などがあります。各資格の特徴を確認して方向性の合う資格を選んでください。
セキュリティエンジニアになるためのおすすめ資格について詳しく見る
「でも、インフラの経験が2-3年…」「インフラの経験は必須でしょ?」と感じた皆さん、確かにセキュリティエンジニアも他のエンジニアと同様、もしくはそれ以上に「即戦力有利」な職種。それでも、スタートを切るために注目するポイントや狙う業界を間違えなければチャンスは十分あります。
セキュリティエンジニアの仕事の魅力や未経験からセキュリティエンジニアになる近道をまとめたページも用意しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。